LCCの最安運賃というと格安で航空券を購入できる代わりにキャンセルすることができませんが、キャンセルしても全額が返ってこないと思いきやそうでもありません。
香港エクスプレスの予約をキャンセルすることに
来月の9月にLCCの香港エクスプレスで香港へのフライトを予定していました。予約したのは随分前となる1月のことで、往路10円キャンペーンを実施していたときです。随分と前のことなので予約したことすら忘れてしまっていました。
何となくお得に思えたキャンペーンに乗っかって予約をしてしまいましたが、わざわざ狭い思いをしてLCCに乗ってまで香港に行きたい理由もありません。今行っても時間とお金を無駄にするだけなので勿体無いですがキャンセルすることにしました。
香港エクスプレスのキャンセルポリシー
香港エクスプレスのウェブサイトでキャンセルポリシーについて確認してみると、チケット代金は返金されませんが、空港税は返金されるようです。しかし処理代金として1人につき250香港ドル(2017年8月現在で約3,500円)取られます。
Q. フライトをキャンセルすることはできますか?
A. 低価格チケットをご提供するため、全ての香港エクスプレスのご予約においてはご返金不可能です。料金とサーチャージについてもご返金いたしかねます。空港税については、お1人様につき処理料金250香港ドルにてご返金可能です。料金情報は料金掲載ページをご確認ください。
運賃に関する規則を確認してみると、燃油サーチャージと出国税は返金可能なようですが、燃油サーチャージについては1区間あたり100香港ドル(2017年8月現在で約1,400円)の手数料を取られるようです。
香港エクスプレスの運賃はすべて払い戻しできません。手数料および一般のサーチャージも払い戻しできません。 (香港の法令ならびに販売地国の法令に基づき遵守されます)。燃料サーチャージは払い戻し可能ですが、おひとり様1区間あたり、HKD 100 手数料が必要となります。出国税は、各国の規定に従って払い戻されます。払い戻しをご請求いただくには、 リンク をクリックして、guest.relations@hkexpress.com 宛に手続きをお申し込み下さい。すべての払い戻し手続きは承認が必要です。よってお申し込み受け付け後、約 6~8 週間程度かかります。
ここに書いてあるメールアドレス(guest.relations@hkexpress.com)に連絡しても返金申請用のURLを教えてくれるだけらしいので、メールは送らずに返金申請用URLから直接返金申請してみることにしました。
Refund Application | HK Express
香港エクスプレスのキャンセル・返金申請方法
①まず上記の返金申請用URL(Refund Application | HK Express)から返金申請用ページにアクセスし、「キャンセルの申し込み」をクリックします。
②キャンセル理由の選択画面が表示されるため、一番下の「税金返還キャンセル」を選択します。
③次に氏名、携帯番号、メールアドレスを入力します。
④フライトを予約した際に発行される予約番号を入力します。
⑤予約番号に紐づくフライトが表示されるため対象のフライトと搭乗者を選択します。
⑥香港エクスプレスの約款と規則を確認して問題なければチェックを入れます。
⑦キャンセル手続きが完了して返金番号が通知されます。
以上で返金申請は完了です。
香港エクスプレスの返金申請結果
後日、香港エクスプレスのウェブサイトで返金申請の状況を確認してみると「処理済み」となっていました。
返金までは6〜8週間ほどかかるようで、メールで問い合わせてみたところ返金額は5,870円でした。日本語と英語が混合していることについては触れないでおきましょう。
Dear Guest,
Thank you for choosing HK Express.返却される金額は5870円です。
しばらくお待ち下さい。
よろしくお願いします。Should you have any inquiry please do not hesitate to contact our services hotline.
返金される5,870円の内訳は、羽田空港の旅客サービス施設使用料2,570円、香港の空港建設費1,400円、香港の出国税1,900円のようで、結局のところ処理代金や手数料はかかることなく返金されるようです。
LCCに限らずキャンセルしないに越したことはありませんが、もしキャンセルせざるを得なくなった場合でも代金の一部が返金されるということは覚えておきたいところですね。