先日バンコクで初めてUBERを利用してみました。陸マイラーさんのブログを拝見してUBERは便利だという声をきいていたので興味がありました。
UBER利用のきっかけはバンコクの暑さ
UBERに興味はあったもののバンコクでUBERを利用するつもりはありませんでした。理由は単純に現地の乗り物を使う方が楽しいからです。
そのためスワンナプーム国際空港に到着してからホテルへもバンコクのSRTとMRTを乗り継いで向かいました。
ホテルに着いて間もなくお腹が空いたので店を探すことにしたのですが、バンコクの暑さにマイっていたのと東南アジア料理が苦手で日本食が恋しかったこともあり、バンコクの原宿ともいわれるらしいサイアムに行きデパートで散々涼んでからデパート内に入っていたトンカツ屋「さぼてん」で食事をしました。
海外旅行感ゼロですが、そもそも帰国の便でファーストクラスに乗るためだけにバンコクにきたので良しとしましょう。
お腹もいっぱいになってホテルに戻ろうと思ったけれど外に出るとジメジメとした暑さが襲ってきてうんざりです。そこで暑さを避けてホテルに戻るために初めてUBERを使ってみることにしました。
UBERのメリット
UBERは地図上で行き先を指定してドライバーを呼ぶ自動車配車アプリですが、大きな魅力がふたつあります。
一つ目はドライバーに行き先を告げる必要がないことです。アプリの地図上で指定した目的地はドライバーと共有されています。UBERに登録しているドライバーには現地の言葉しか話せない人も多くいるのですが、車に乗ってからドライバーに行き先を告げる必要がないため言葉の壁がなくなります。
そして二つ目はクレジットカードで料金を支払えることです。予めアプリに登録したクレジットカードで決済されるため目的地についてから支払いをする必要がありません。海外だとクレジットカードが使えないタクシーも多いのでクレジットカード決済できるのはすごくありがたいです。タクシードライバーにぼったくられたりトラブルに遭遇する危険性も少なくなりますしね。
しかしクレジットカードに頼りすぎると僕のように所持金が無くなってしまう危険性もありますのでご注意を。
逆にデメリットとしてはネット環境が必要になることでしょうか。海外で利用するときにはレンタルWi-Fiや現地のプリペイドSIMなどいつでもネットに接続できる状況にしておいた方がよさそうです。
はじめてのUBERでアクシデント発生?モロッコのデジャブ
ホテルに戻るためにUBERを使おうとしたまではよかったのですが、帰宅ラッシュのバンコクでなかなか車が来ず苦労しました。待たされてはキャンセルの繰り返しでかなりの時間をロスしましたがなんとか初のUBER乗車に成功しました。
ドライバーの名前、顔写真、車種、車のナンバーをアプリで確認することができるため初心者でも簡単に車を見つけることができました。そしていざ車内に乗り込んでみるとドライバーがスマホの画面を見せながらタイ語でなにやら話しかけてきます。
せめて片言でも英語を使ってくれれば僕の拙い英語力でもどうにかできますが、タイ語で話をされてもさっぱりわかりません。言葉の壁がなくなるのがUBERのメリットだと書いたばかりなのに乗車した瞬間に大きな壁が立ちはだかることになってしまいました。
しかし目的地への行き方がわからないのかと思い僕のスマホでGoogleマップを立ち上げてナビを開始したら、急に笑顔になってダッシュボードの携帯ホルダーから自分のスマホを外し代わりに僕のスマホをセットして走り出しました。
Googleマップのナビだと目的地までのルートは色付きで表示されるため音声が日本語でも問題ないと思っていたのですが、どうもドライバーは地図も読めないようでした。さらに交差点で「ライト?ライト?」と訊いてくるので、そうだよと答えると左折したり、簡単な英単語すら知らないようでした。
途中から手で曲がる方向を指してあげるとドライバーも間違えないようになりました。(当たり前)
ほんの10分程度の乗車時間でしたが、後半になると左折するときはドライバーが「ノットライト?ノットライト?」と大声かつ満面の笑みで訊いてくるので僕も同じように大声で(「レフト」って単語を教えると混乱するだろうなーと思いながら)「イエース!」と答え、道を曲がる度にふたりとも妙なテンションで歓喜していました。
そして無事に目的地に着いた際には二人でハイタッチを交わしたのでした。
これ、前にも経験あると思ったらモロッコでタクシーに乗ったときも同じようなことがありました。ドライバーは英語が話せず目的地までの場所もわからなかったので僕がGoogleマップだったかMaps.meだったかのアプリで道案内しつつ、言葉も通じないながらワイワイと目的地まで向かいました。このときはハイタッチこそなかったものの楽しかったからなぜかチップまで渡しました。
日本でタクシーに乗ってドライバーがそんな感じだったらイラッとしますが、海外ではこういうことも楽しめるから不思議です。
ちなみにUBERの料金は62バーツ(約200円)と日本に比べてとても安かったです。プロモーションコードの入力を忘れていたので初回乗車割引を受けれなかったのですがこの安さです。
帰国の際にもUBERでスワンナプーム国際空港に
はじめてUBERを使った翌日はもう帰国だったのですが、すっかりUBERを気に入ってしまい空港までUBERで行くか迷いました。
でもバンコクでは渋滞が心配です。せっかくファーストクラスを体験するためにタイに寄ったのに渋滞や事故のせいで飛行機に乗り遅れたらネタにはなるけどシャレになりません。
僕はマンダリンホテル(残念ながらマンダリンオリエンタルではありません)に宿泊していたのですが、ホテルからスワンナプーム国際空港に行くにはMRTのPhetchaburi(ペッチャブリー)駅からSRTのMakkasan(マッカサン)駅まで乗り換えでかなり歩く必要があります。
ただでさえ暑くてつらいのにスーツケースを持ってこの距離を歩くのは避けたかったので、マッカサン駅までUBERで行き、そこからスワンナプーム国際空港までSRTに乗ることにしました。
UBERでは一般車両以外にもハイヤーやSUVといった車種を選択することができます。僕は今でこそ自転車すら持っていませんが昔はSUVに乗っていたのでSUVを選んでみました。料金は一般車に比べると3倍しますがそれでもマッカサン駅まで5〜600円だったと思います。
5分ほどでホテルの車寄せにSUVが到着しました。トヨタのフォーチュナーというSUVで日本では販売されていないようです。昨日の車と違い大きくて乗り心地も最高です。
今回のドライバーも英語は話せませんでしたが、スワンナプームやアエロポルトといった単語を使って片言で話しかけてきました。
ホテルからスーツケースを持って乗り込んできたのでスワンナプーム国際空港が最終目的地だということはわかるのでしょう。そしてマッカサン駅ではなく空港まで僕を乗せたいようでした。
渋滞と事故のリスクが頭をよぎりましたが、SUVの乗り心地の良さとこのまま空港まで行ける快適さに負けて空港までUBERを使うことにしました。
このまま目的地まで向かってしまうとドライバーにはマッカサン駅までの料金しか支払われないため、UBERアプリで目的地をスワンナプーム国際空港に変更する必要があります。
そして渋滞に巻き込まれることもなく無事にスワンナプーム国際空港に到着しました。40分乗っていましたが料金は高速代などを含めても1,075B(約3,000円)でした。
一般車にしていれば1,000円ほどで済みます。もうバンコクでの足はUBERだけでいいかもしれませんね。
そして車を降りると目の前にはタイ国際航空のロイヤルファーストとロイヤルシルク専用エントランスがありました。
ということで次回は初めてファーストクラスを利用した感想を書きたいと思います。